手紙やラッピングをおしゃれに彩るだけでなく、純粋な創作としての楽しみ方も持つ「シーリングスタンプ」。
ワックスを溶かし、スタンプをゆっくりと押す時間は、忙しい日常を忘れて没頭できる特別なひとときですよね。
実は、こうした「手を動かす創作的な趣味」が、私たちの健康や寿命に良い影響を与える可能性があるということが、最新の研究で明らかになりました。
今回は、2025年に発表されたフィンランドのヘルシンキ大学などの研究チームによる論文をもとに、シーリングスタンプのような創作の楽しさをもたらす趣味が持つ隠れた価値についてご紹介します。

1. 19年間の追跡調査でわかった「趣味と長寿」の関係
「趣味は健康にいい」とよく言われますが、それを科学的に裏付ける大規模なデータが発表されました。
フィンランドで行われた研究では、30歳以上の成人約6,500人を対象に、2000年から2019年までの19年間にわたり追跡調査を行いました。この研究の目的は、どのような文化的活動が「全死因死亡率(あらゆる原因による死亡リスク)」の低下と関連しているかを調べることでした。
研究チームは、趣味活動を以下の3つに分類しました。
1. イベント参加(演劇、映画、コンサート、美術展など)
2. 読書・音楽鑑賞
3. 創作・生産的活動(歌、楽器演奏、絵画、手芸、写真、コレクションなど)
この中で、シーリングスタンプ愛好家にとって注目すべきなのが、3番目の「創作・生産的活動」です。この項目には、「手芸」や「コレクション」が含まれています。
2. 「手芸」や「収集」に没頭する人は死亡リスクが低い?
分析の結果、非常に興味深い傾向が見られました。年齢や社会経済的な状況、健康状態などを考慮しても、「創作・生産的活動」を行っている人は、行っていない人に比べて死亡リスクが低いことが示されたのです。
特に以下のような結果が出ています。
• 女性の場合: 創作活動への関わりが「中程度」の人でも「高いレベル」の人でも、死亡リスクの低下が見られました。

• 男性の場合: 創作活動に「高いレベル(頻繁)」で関わっている場合、死亡リスクの低下と関連していました。

つまり、シーリングスタンプのように、自分の手で何かを作り出したり(手芸)、スタンプヘッドやワックスを集めたり(収集)する活動は、単なる暇つぶしではなく、長く健康に生きるためのポジティブな要素になり得るのです。
3. なぜシーリングスタンプなどの「文化活動」が良いのか?
この論文では、文化的な趣味が健康に良い影響を与えるメカニズムについて、いくつかの可能性が挙げられています。

• ストレスの軽減と気分の向上: 文化的な活動に従事することで、ストレス反応が抑えられたり、気分が高揚したりすることが示唆されています。シーリングスタンプでワックスが溶ける様子を眺めたり、綺麗にスタンプが押せた時の達成感を味わったりすることは、まさに心のリフレッシュになります。
• 社会的なつながり: 創作活動を通じて誰かと経験を共有することは、所属感を高めることにつながります。シーリングスタンプは、作品交換や手紙を通じて誰かに想いを届けるためのツールでもあります。「誰かのために作る」という行為そのものが、社会的なつながりを強め、心の健康に寄与しているのかもしれません。
また、以前の研究では、高齢者においてガーデニングや趣味への没頭が死亡リスクの低下と関連していたという報告もあります。手を動かし、美しいものを作り出すプロセスは、脳と心にとって素晴らしい刺激になるのです。
4. 男性は「とことん」、女性は「マイペース」に
この研究の面白い点は、男女で傾向が少し異なることです。
• 女性の皆様へ: 週に数回、あるいは月に数回といった「中程度」の頻度でも、リスク低下との関連が見られました。自分のペースで楽しむことが大切です。
• 男性の皆様へ: 男性の場合は、「高いレベルの関与(週に1回以上など頻繁に行うこと)」において、より明確なメリットが示唆されています。道具にこだわったり、技術を磨いたりして「とことんハマる」ことが、健康の秘訣かもしれません。
まとめ:シーリングスタンプで心豊かな時間を

今回の研究結果は、シーリングスタンプという趣味が持つ価値を再確認させてくれました。
美しいスタンプを押して、手紙を送る。 お気に入りの色のワックスをコレクションする。
こうした時間は、ただ楽しいだけでなく、あなたの人生をより長く、豊かなものにしてくれる可能性があります。 「最近忙しいな」と感じている方こそ、今夜は少しだけ時間をとって、ワックスに火を灯してみてはいかがでしょうか?
シーリングスタンプショップHOMUでは、皆様の創作意欲を刺激する新作スタンプやワックスをご用意してお待ちしております。
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【参考文献 / Source】
本記事で紹介した研究データは、以下の論文に基づいています。
論文タイトル: Cultural activities and all-cause mortality among Finnish adults: a 19-year follow-up 著者: Nenonen, T. et al. 掲載誌: BMC Public Health (2025) DOI: https://doi.org/10.1186/s12889-025-23032-4
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